自転車を感じよう!! タイヤのエア圧編

皆さんこんにちは!
まさかの連投・・・前回の薄~い内容に各方面から突っ込みを頂戴しありがとうございます・・・(T T)

突然ですが、今回は「もっと自転車を感ましょう!」ってご提案です。

どうやって走らせれば、もっと気持ちよく走れるのかとか、自分が加えた操作がどんな風に自転車に伝わって、実際の走りに反映されるのか・・・

「そんな事考えたことが無い」「そんな細かいこと分からない」、そもそも「そんなことに興味がない」・・・う~ん、そういう人は沢山いらっしゃるというか、まあまあの方がそう仰います。

勿体ない!
ちょっと工夫するだけで、自転車で走る事がもっと楽しくなりますよ!

例えばですが、タイヤのエア圧!

皆さん、キチンと測っていますか?
1週間に一回とか在り得ませんよ!

僕は走る前に必ずエア圧を測って、0.1bar単位でエア圧を管理しています。
「0.1barの違いなんて分かるわけない・・・」そう思われる方もいらっしゃるだろうし、僕の事を特別なセンサーが付いている人間って思われる方もいらっしゃるかもですね。

断言しますが、自転車で走れる方なら必ず感じるし、僕は平凡な人間です。

ただ、ちょっとだけ感じる為のコツを理解してはいます。
職業柄、開発中の自転車を評価しなければなりませんから、感じる為の努力をしているんです。

その、自転車を感じる為の第一歩が、タイヤのエア圧管理です。

走るたびに必ずエア圧を計測して、毎回同じエア圧で走ります。
ただ走るのではなく、同じ自転車、同じホイール、同じコース、勿論同じタイヤ・・・

そうやって、毎回同じ条件で自転車に乗るんです。
続けていると、嫌でもこの場所でこんな感じとか、「いつもの感じ」っていうのが出来てきますよね。

体調の違いや風向き、路面コンディションの違いなどによって、全く同じ条件ではないですが、ずっと続けていると感覚がどんどん敏感になっていき、風向きの違いや体調の違いでどれ位フィーリングが違ってくるのか理解できるようになって、「いつもの感じ」が揺るぎないものに成っていきます。

その、「いつもの感じ」ってのが出来てくれば、しめたものです。
例えばですが、いつものエア圧から0.2bar変えて走ってみて、「いつもの感じ」とどう違うか感じてみてください。
絶対に違いが判るはずです。

もし、分からなかったら「いつもの感じ」ってのがしっかり身についていないだけですから、諦めずに続けてください。

ちなみにですが、下の画像をよく見てください。

これは、フロアポンプのゲージが7.0barになるように調整した後、エアゲージで計測しなおした画像です。
左が 7.0bar、右が 6.3bar ですね。

これは、極端な例ですが、計測するゲージによって結構誤差が有る事は、覚えておいてくださいね。
全く同じエア圧で走りたいなら、毎回同じエアゲージでエア圧を計測してください。

もしくは、ゲージごとの計測誤差を頭に入れて、同じ条件になるようにエア圧を調整しましょう。

ちなみに僕は、エアゲージを会社用、自宅用、予備と3個持っていますが、全部同じ製品を使っています。
微妙な計測誤差はありますが、エア圧を修正してつかっています。

僕がロードバイクに乗り始めた時、自転車の挙動がいまいち理解し難くて、何をやったかと言いますと、先にご紹介した、同じタイヤ、同じエア圧で走るという事でした。
「いつもの感じ」が出来てからは、タイヤ銘柄の違い、エア圧の違い、ホイールの違い等、その製品が持っている個性が理解できるようになったと思っています(そんな気になっているだけかもですが・・・)。

そうやって出来上がった感覚って、自分にとっては絶対的な基準になります。
自分にとっての「気持ちいい」を理解していることに成りますから、自分に合っているもしくは有っていないっていう判断がシッカリできるって事です。

僕は、「いつもの感じ」や、自分にとって「いい感じ」と言う感覚に対するイメージをとても大切にしています。
自転車に乗るたびに「いつもの感じ」「いい感じ」を確認する事にしていて、その感覚がブレないように気を付けています。

面倒臭いんですが、せっかく自転車の乗るんですから、最高の状態で乗りたいんです。大好きな自転車の全部を理解して走りたいですよね。
そうやってコンディションを整えた自転車は絶対に僕を裏切りません。
いつもの感じで最高にイイ感じな走りを僕に与えてくれるんです。

どうでしょうか?
エア圧、毎回測りませんか?

◆加筆しますね
タイヤのエア圧を同じにして走る事は、自転車を感じる為の入り口なんです。

自転車から伝わってくる様々なインフォメーションの大部分は、タイヤを介して伝わってくるからです。

僕も、いつも偉そうに自転車のフィーリングについて語っていますが、タイヤの条件が整っていない状態では、何処がどうなっているのか全く理解できなくなってしまいます(高性能センサーなんか搭載されていない、普通のおっさんですから)。

フレームの特性や自転車の走行性を語るうえで、絶対に外せない事がタイヤのエア圧管理なんですよ。

是非是非、トライしてくださいね!!